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第19章 データー流出！？

「・・・髪・・・」


考えて見れば、慌てて出て来たから早乙女邸に居たラフな格好のまま‥
勿論髪は下ろしてるし、車は紀永の物だし、私も迂闊だったかも。


だけど朔夜叔父様が教えた訳じゃ無く、五十裏さんが勝手に気が付いた‥
だって‥米国大使館の時は、私は五十裏さんにLittle Witchとして会っているんだもの。



「初めからこの高橋涼太は疑われていた、だから早乙女社長は俺に依頼して来たんだ、ライバル会社の人間を装って、揺さぶりを掛けろと‥
応じたらあの男の負け、突っぱねれば何の問題も無く会社を辞められた‥‥結局あの男は負けたのさ、金と好条件の誘惑に‥‥」


「社長の依頼だから請け負った‥」


「・・・
俺達五十裏家は、早乙女宗家のみに力を貸します‥
今回は宗家の１人、朔夜様からの正式な依頼であり、五十裏家は全面的に早乙女宗家の味方‥‥勿論同じく宗家の１人に当たる美紀お嬢様の味方でもあります、連絡係から汚い仕事まで何でも請け負いますので、お声を掛けて下さい‥早乙女美紀様」


「・・・
私は‥使うかどうかは分かりません‥
私にも独自の繋がりはありますので‥‥」