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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第19章 データー流出!?
五十裏さんが私に近付いて来る‥
そして五十裏さんが私に差し出した物は、メモリーとカード。
「お返ししますよお嬢様、全く俺まで騙されていたなんて、会長も人が悪い‥‥」
私に渡した事で、高橋さんは茫然と立ち竦み、五十裏さんは今会長って言った・・
「・・どうして‥‥」
「車‥‥あれは会長所有のフガッティ、会長以外だったら早乙女邸の秘書が運転する程度‥
そして早乙女邸の秘書は全員男性、だというのにあの車を簡単に借りて乗って来れる人物で、女性は思い付く限り1人‥‥会長のお嬢様、美紀様ですよね??」
「・・・
そういうところでバレるんですか?
私は社長が言ったと思いました」
「社長は美紀お嬢様の事はひと言も‥
米国大使館で会った時ですら言わなかった、でもその髪を下ろした姿は見覚えがあります‥‥船上パーティーでの人形のようなお嬢様、全員騙されたという事‥会長と美紀お嬢様の思惑に‥‥」
これ‥バレて良かったのかな?
でも今回は仕方無いよね、朔夜叔父様だって私と紀永に言わなかったんだもの。