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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第19章 データー流出!?
18才の私の思いを、遠藤さんにして欲しくない‥
多分、この約束をしたのは、この思いが一番強かったのかも知れない。
どれだけ抱かれようが、決して満たされる事無く、消えない感情‥
あの頃の私が逃げ感じた、苦しい思いを遠藤さんまでと思ったら、あんな約束を口にしていた。
「・・・
やはり私は今で十分、それ以上‥一線を越える気もありません‥
そして会長から美紀様を奪う気も無い‥‥それが私なのでしょう、会長がお知りになったと言うのであれば、私がハッキリ話します」
「・・遠藤さん・・」
「心配ありません、そして信じて下さい私を‥
美紀様を悪者にする気など、欠片も無いとだけは断言しておきます」
「・・・
遠藤さんも言うんですね‥信じるという言葉・・・」
「美紀様が私を信じて下さっているからです‥
だから私の事も信じて欲しいと思います、私は会長の秘書ですが、出来る限り美紀様のお側にいると‥‥」
「それが遠藤さんの意志‥
‥‥もう少しで早乙女邸、話は一旦保留で良いかな?
報告と後始末が先だから」
「勿論です‥
私も高橋の方に回らなければなりませんので‥‥」
車内の話は一時切り上げ、今は高橋さんの事が優先と、車は早乙女邸の敷地内へ入った。