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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第20章 会長の判断と決断



「・・・うん、そうだね・・・」


「後は私の手を離れる事にはなるが、うちの秘書達は優秀だから上手く後始末を付けるよ」


「くすっ‥遠藤さんだから、しっかりしてるし‥
ああでも子会社系って一色さんだ!
でも一色さんでも上手くやるよね?」


「体力勝負には弱いが、根回しという点では遠藤も一色も同格‥
考えて見れば、遠藤の体力勝負というのは聞いた事が無いね?」


そう言えば紀永の言う通りだよ‥
しっかり鍛え捲りの紀永と違って、遠藤さんが鍛えてる話なんて聞いた事が無い。


でも・・・



「毎日あれだけの激務を平気でこなしているんだから、体力はありそう」


「まあ‥‥普通よりはありそうだがね‥
とは言っても、子供の頃に何かしていたという話も無いよ?」


「紀永はさり気なく護身術‥合気道だったよね?」


「必要に迫られて仕方無くだが、役には立っているよ?
米国で見た筈‥‥ああ美紀は記憶に無いかな??」


「朧気かなぁ?」


それなりに後処理が終わって、私も紀永も通常モード‥
これが普通‥早乙女邸内は‥‥‥



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