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第22章 会長の判断と決断２

『いや‥‥
お前が白と判断したんだ、高橋は本当に白だった、社内の噂を鵜呑みにし五十裏を使った俺が悪い‥
暫くは悪役かよ、自業自得だから仕方がないがな』


「幾ら朔夜叔父でも、この件に関しては譲る気は無い‥
わざわざ美紀を出してまで追求したのだ、然るべき処分は致し方無い事、内々として済ませただけ有りがたいと思って欲しいね、でなければ偽証罪に問われてもおかしくはなかった」


『・・ああ・・
素直に従うさ、それで高橋はどうなる？』


「一度退社の後、子会社に入れる‥
そちらは美紀が今動いている最中、子会社の方に誘導するそうだ」


そんな話をしていたら、遠藤が執務室に入って来て、後を追うように葉山も‥
なるほど、美紀に体よく追い出された訳か、私の方で足止めしろ‥‥そう美紀は言いたいのだろう。



『はぁ‥分かった、暫くは皇に近付かん、それで良いだろう？』


「五十裏にもだ朔夜叔父、それで手を打とうと言っているのだがね」


『分かってる』


少しは不服感はありそうだったが、朔夜叔父の処分はこれで良い‥
そして裏込みと朔夜叔父には言わなかった、この手は皇の領分であり朔夜叔父に介入されるのは少々困る為の措置。