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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第22章 会長の判断と決断2
「鍵はしませんが、2階や3階に行こうとすれば多分止められます、それだけは気を付けて下さい‥‥では‥‥」
高橋さんに注意事項だけ言い、私は鍵を掛けないで客間を出た‥
今の高橋さんに反抗する気は一切無いから、このままで大丈夫だと思う。
一気に3階に戻ろうと思ったけど、2階部分の廊下の照明が点いていて、気になったので階段で2階に登り覗いたら、点いている先は執務室。
(・・・紀永??)
こんな日に執務室を使えるのは紀永しか居ない、そう考えて執務室に行って見る事にした。
"・・・ガチャ・・・"
「あ、やっぱり‥‥」
「おや?
タイミングが良いね美紀?」
執務室の中は、丁度執務室を出ようとしていた紀永と、予想通り紀永に足止めされていたみたいな遠藤さんと葉山さん‥
2人が揃って執務室に居るのは、凄く珍しい事なんだよ。
「こっちの照明が点いていたから気になって‥
紀永は終わったの?」
「終わったよ‥
内々の食い違い、それに高橋涼太は巻き込まれた、これで済ませた‥
美紀の方は?」
「予定通り子会社を選ぶって‥
後は問題ないね」
「ああ、暫くは噂になると思うが、これも計画の内、朔夜叔父はやりにくいだろうが、今回ばかりは自業自得だよ」
「‥‥‥うん‥‥‥」