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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第23章 一難去ってまた一難ー衝撃本社内!
これ‥‥ヤバい‥‥
この雰囲気ってヤバいやつ!!
咄嗟に資料室から逃げようと踵を返したけど、暁さんが私の腕を捕まえる方が早く、私は暁さんに捕まり動けない!!
「離してっっ!!」
「なんで?
せっかくこうして2人きりで居るのに‥
漸く捕まえた‥‥‥倉原さんっ!」
「嫌っ!離して暁さん!!」
幾ら力を込めても、掴む手は強く私は逃げられない‥
必死に暴れても一向に怯まない力、嫌だ‥‥こんなのは‥‥嫌っっ!!
(どうしよう!どうしよう!!どうしよう!!!)
身体と片腕だけで暴れて、上着のポケットにある固い物に触れ‥
思い出した!!
「っっ!!」
すぐにポケットの中‥‥携帯端末を握り短縮ボタンを押したとは思う‥
ボタンに触れたのと、暁さんが携帯を持つ腕を引っ張ったのは同時で、引かれた勢いに携帯は私の手から離れて、床に転がり落ちてしまった。
「??
携帯?
・・・誰に連絡しようとしたの倉原さん、床に落ちてしまったら連絡は出来ないよ‥
それより‥‥これから1つになるんだから、もう少し大人しくしてよ」
「っっ嫌ぁぁぁっ!!」
1つに‥‥その意味するのは‥‥
嫌っ!嫌っっ!!嫌っっっ!!!
こんな無理矢理‥‥絶対嫌だっっ!!!