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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第23章 一難去ってまた一難ー衝撃本社内!



勢いに任せ、男の頬に拳を一撃!!



「ぐはっっ!?」


「はぁはぁはぁ‥‥
そう、美紀様!?」


怒りで男を殴ったが、美紀様の方が重要‥
その美紀様は、縛られたまま床に座り込んでしまって、身動き1つしない。



「美紀様っ!?」


「・・・・・」


男を無視し、座り込んだ美紀様から縛られているネクタイと、口に入れられていたハンカチを外し解放。



「え‥‥遠藤‥‥さん‥‥」


「大丈夫‥‥ではありませんね‥‥」


本当は見てしまった‥‥
男を引き離した時に、あの男のモノが美紀様の胎内にあった事を‥
だが今それを言ってしまったら、私はこの男に何をするか、私自身自信が無い。



「‥‥‥気持ち悪い‥‥‥
こんな‥‥こんなっ!!」


自分の身を抱き締め、立つどころか震え泣く美紀様‥
日本の法律に強姦魔は殺しても良いとあれば、私は間違いなくこの男を殺すだろう‥‥それくらい私の心は怒りで満ち溢れている、何故もっと早く来れなかったのかとも。



「・・・
とにかくこの場所では‥‥
せめて歩けませんか?」


「・・・・・
分かって‥‥ます‥‥
分かっているけど‥‥足が震えて‥‥」


「大丈夫、私が支えますから」


「‥‥‥少し後ろを向いていて貰えませんか?」


「っ!
すみません」


慌てて美紀様から離れ、倒れている男の方に向き‥
美紀様は多分体裁を保つ程度に服装を直すつもり、勿論引き下ろされた下着も、それを私が見る訳にはいかない。


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