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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第23章 一難去ってまた一難ー衝撃本社内!



夕飯に黒崎を誘い、食事を済ませ会社の駐車場に車を取りに来た時、本社正面に救急車とパトカー数台が止まっていて、野次馬半分に見ていたら、ストレッチャーで運ばれる遠藤主任と、隠してはいるが手錠をしてパトカーに乗せられる暁を見掛けたんだ。



(なんで遠藤主任?なんで暁??)


引っ込み思案の暁と今噂の遠藤主任、どう考えても接点が見付からない‥
そう考えていたら、黒崎が後を追うと言い出して、警察‥‥という訳にはいかないから、遠藤主任が運ばれた附属病院には来た。


黒崎はこう何かあると突き止めたくなるタイプで、これで社長秘書から配置替えされた徹底的な詮索好き‥
今回も少しでもと思った事くらい、俺だって分かってる‥‥ただ社長に見付かり目茶苦茶お説教されたけど。




「黒崎、帰った方が良いんじゃないか?
社長には救急外来に近付くなって言われたし、これ以上居たらまた説教食らう事になっちまう」


「だが強制的に帰れとは言われなかった‥
社長が本気だったら、また子会社に配置替えと言われていた筈」


言われるような事を何度もしたのか黒崎は!?

それで懲りないんだ黒崎って‥
ついでに遠藤主任至上主義者だしなぁ‥‥その遠藤主任が病院に運ばれたとなれば、帰る気にもならないか。


俺はとばっちりは勘弁なんだけど。


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