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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第23章 一難去ってまた一難ー衝撃本社内!
怪我をした遠藤に目が行きがちだが、本当の被害者は嬢ちゃん‥
立ち会いで聞いてしまった、あの男は嬢ちゃんを犯した‥‥途中で遠藤が駆け付けたらしく、半未遂だったとはいえ嬢ちゃんは、はっきりと挿入されたと言った。
だというのに、あれだけ男性不振の嬢ちゃんが、錯乱もせずギリギリでも理性を保っていたのは遠藤の助けと、傷付いた遠藤を守らなければという思い‥
身体的にも精神的にも、どれだけの負担だったか。
「・・・
遠藤の方は処置中だが命に別状は無い、そして問題の暁拓哉は警察に捕まり留置場の中、そろそろ張り詰めている緊張を解いても良いんだぞ?
・・辛かったな‥‥嬢ちゃん・・」
「もう‥‥良いの?
まだ後始末が残っているのでは??」
やはりギリギリの精神力‥
これ以上嬢ちゃんの負担を増やさない為にも、あっちの2人は目を瞑るしか無いだろう。
「後始末だったら俺と紀永に任せろ、遠藤にも嬢ちゃんにも傷が付かないやり方をするから‥
耐えてばかりでは、嬢ちゃんの方が辛い思いをする‥‥それを誰が望むか??」
「‥‥‥朔夜‥‥叔父様‥‥」
俺の言葉に安心してくれたのか、フラッと嬢ちゃんの身体が揺れて、眠るように意識を手放した‥
上手く抱き止めたが、後の言い訳が面倒だとは思いつつ、俺は嬢ちゃんを処置室まで運ぶ事にした・・・