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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第23章 一難去ってまた一難ー衝撃本社内!
「一応なのか‥‥」
「理由が無ければ無理な行動はしない、それが今の遠藤‥
無理をする理由は、私か美紀が関わっている時‥‥今回のように‥‥」
「行動理由は把握済みかよ‥
はぁ、相変わらず人を読むのが上手い」
これが紀永の一番の才能、人の行動を把握し先読みする能力‥
それだけ世間に揉まれたとも言うが、紀永はその全てに勝って来た‥‥これも嬢ちゃんとは違うところ。
「・・もう1つ、お嬢さんの方‥‥良いですかね??」
「「・・ああ・・」」
タイミングぴったりなのは、お互いに似せたから、これは別に関係ない。
「書いた通り、過度の精神不安の連続で体力気力共に限界だったのでしょう‥
身体に負担にならない程度の安定剤と睡眠薬で今は眠っています、ただ目を覚ましてからが問題‥‥元々の事もあり、どれだけ不安定になるか未知数、人の精神ほど分かりにくいものは無いんですよ」
「・・・
前に戻ってしまう可能性は?」
「五分五分‥‥残りはお嬢さんの精神力次第‥
外傷である腕の処置はしています、そして‥‥‥必要ならばと相手の男の体液も採取済み、とは言っても最後までされたという訳では無いので、DNA判定に暫くの時間は掛かりますが‥
あの痛みに耐えて、遠藤君がしきりに頼んでいたんです‥‥必死だったとしか言い様が無い」