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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第23章 一難去ってまた一難ー衝撃本社内!
「見るかね朔夜叔父?」
「見せられても、部分的にしか分からないぞ俺は‥‥」
「医学用語はドイツ語が多い、部分的でも読み取れはする筈」
「やれやれ‥‥‥」
紀永からカルテを受け取ったが‥‥‥本当に部分的にしか理解出来ん、それでも‥‥
「‥‥‥急所は避けていた、だが皮膚から筋肉への裂傷‥‥早い話が暫く動くだけで痛いだろうな彼奴」
「随時痛み止は投与しますよ、無理に動かなければ痛みはそれほどじゃない‥
とは言えあの遠藤君ですから、大人しくしていてくれるかが問題でしょう」
「それは私が押さえ付ける、此処で無理されても後々に響く‥‥そう思わんかね?」
あー思い出した‥
世界的に有名な医師だというのに、本人は誰に対してもお気楽口調‥
どうやら紀永の方はそれが気に入っているようだが?
「確かに無理をして裂傷箇所が変にくっ付いてしまうと後々に響きますし、傷痕も残ってしまう‥
かといってベッドに無理矢理縛り付けるは、倫理上不可能ですよ?」
「無理矢理ってマジかよ」
「言葉のあやだ、本当にすれば違法行為に近い、私としては完治するまで大人しくさせるつもりだよ‥
この手は朔夜叔父より私の方が適任、遠藤も私の意見を無視してまでの行動はしまい‥‥一応は‥‥」