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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第24章 秘書・倉原美紀!?



付属病院まで来たが、遠藤主任に会えないのは分かってる‥
そして社長に結城共々かなり絞られた、あの様子だと社長は苛々としていて、3割り増しで説教されたと思う。



「・・・・・」


最上階に来ても、特別室の手前に厳重なセキュリティ‥
看護婦さえもIDカードとパスワードを入力しなければ、此処から先に進めない。


殆ど早乙女の為の特別室だと聞く‥
こんな都心とは離れた街に最先端医療、どれだけ金と権力を持っているのやら、俺なんかが想像も出来ないのだろう。



(主任には会えず、かといってこのまま帰るのも‥‥)


此処は病棟なのだから、長居しては怪しまれまた社長の説教コース‥
こう何度もだと、本当に子会社に飛ばされかねない。



(・・・あれは!?
っっ!!)


咄嗟に隠れたが、エレベーターから降りたのは倉原さん‥
あの時も救急外来に現れ、気を失ったのを社長が連れて行った。


そして本社の方は有休扱いの療養中、周りには有休としか伝わっていなかったが、何かが不自然じゃないか?



「・・・・・」


鞄と紙袋を持ち、躊躇いも無く特別室へのセキュリティゲートへ‥
そこでカードスキャンとパスワードを入力し、何事も無いように中に入って行ってしまった。



「・・・っっ!!」


後を追い掛け、ゲートが閉まらない内に俺もゲートを通過‥
こんな事をしてバレたらただてば済まない、分かっているが好奇心の方が勝った。


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