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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第24章 秘書・倉原美紀!?
彼女はそのまま進む‥‥脇目も振らず‥
数室ある特別室の中の1つで止まり、こそっと中へと入って行く。
俺の方は辺りを気にしつつ、倉原が入った部屋を覗く‥
中は‥‥やはり遠藤主任、持って来た紙袋の中身を開けて驚いているよう。
『嫌でした??』
『いいえ、それにしても良く分かりましたね?』
『色々聞いて回ったの‥
そうしたらミニチュアフィギアを購入しているのを見掛けた事があるって‥‥』
『はぁ‥‥情報源が誰か分かりました‥
私の部屋の奥に入った事がある人は1人ですので‥
葉山さんも‥‥はぁ‥‥』
(本社で見ている時とは、全く違う雰囲気)
どちら共に穏やかな会話‥
そしてどちら共に話し方を崩している‥
こんなのは本社では見た事すら無い。
『やっぱり嫌だったかな?』
『そうではなく‥‥
いえ、癒されます私が見た事が無い物ですので、それに観葉植物も‥‥ありがとうございます』
『良かった‥‥
それとこれも‥‥一番喜ぶんじゃないかって言われた』
倉原さんが鞄から取り出したのはタブレット端末、病院でそんな物まで持って来るか?
そう思ったのに‥‥
『くすっ‥‥
誰が言ったのか想像付きます、よく私の事を仕事の虫というのに、持って行けとは‥‥』
『それには理由があると思う』
『理由‥‥ですか??』