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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第24章 秘書・倉原美紀!?
何だか久しぶりの感覚、最後に紀永に抱き付いたのは何時の話だったかな??
「・・大丈夫かい?」
「??
どうして?」
「この間の事があったから、暫く男性には触れたくないだろうと思ってね」
「紀永にだけは絶対に無い!
‥‥こうして触れている方が安心するもん」
「‥‥‥そう‥‥‥」
優しく髪を撫でてくれる紀永の仕草は、私が落ち着く紀永の仕草の1つ‥
他にも沢山あるけれど、こうしてくれるのが大好き、勿論紀永だからだよ。
「・・明日・・
行って来るから・・」
「気を付けるんだよ美紀」
「・・・うん・・・」
顔を上げれば紀永からのキスが下りて来る、それに逆らわず私と紀永は暫くの間キスして抱き締めあっていた・・・
(スーツはシステム課の時と変わらず‥
私の社員証と遠藤さんの社員証は持ったし、予備のタブレットも持った)
微妙な服装チェック、倉原美紀のままだからノーマルなスーツに何時もの鞄、唯一違うのは遠藤さんの社員証、つまりIDカードと昨日紀永から貰ったブレスレット。
「うん準備万端!
さあ1日勝負だよ私!!」
建前上、一色さんと平岸さんとは本社で合流って事になっていて、2人は既に早乙女邸から本社に向かっている最中‥
そして私も1日遠藤さんの代わりとなるべく、早乙女邸を出発した。