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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第24章 秘書・倉原美紀!?
ミサンガというのは変だよね?
隠す物‥‥隠す物‥‥上手い物が思い付かない、学生時代だったら簡単だったのに、社会人って小物とかでも気を使うし五月蝿いからもう!
「・・・
これなんかどうだい?」
「・・・えっ??」
紀永がポケットから取り出し、私の腕首にしてくれたのは‥‥銀色のブレスレット‥
それも嫌みにならない程度の細さのチェーンで、所々にアクアマリンだろうか?小さな石がちりばめられている。
「プラチナとアクアマリン‥
青色だから痣が分かりにくく、スーツでもそこまで目立たない‥‥良いと思うけどね?」
「何時の間に??」
「元々美紀用に用意していた1つだよ‥
中々使ってくれない美紀だからね、衣装部屋から引っ張り出して来たというところかな」
「・・・うっ・・・」
確かに紀永は私用にって色々用意してくれているんだけど、私ってほら早乙女美紀として出る事が少ないから、あまり使わないというか‥‥高価過ぎて普段使いは出来ないというか‥
という事は、このブレスレットって幾らするのよ!!
「この程度だったら女性社員でもしている筈、違和感は無いと思うけど?」
「現実価格を考えたく無いかも‥
でも‥‥ありがとう紀永‥‥」
「・・・おっと!!」
思わずバフッと紀永に抱き付いちゃった!
だって‥‥ちゃんと考えてくれていたんだもの、やっぱり嬉しいよ。