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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第25章 初攻防戦・常務派
「怒っている訳じゃなくて、もっと意見を言って欲しい、普通に会話をして欲しい、それが私が望むもの‥‥
さっ、早く仕事を終わらせよう?
一色さんは田野倉常務と谷村友和の接触覆歴を、平岸さんは外も含むクラスター社内の行動覆歴をお願いして良いかな?」
「「勿論です!!」」
良かった納得して貰えたみたい‥
数少ない紀永の手足である20人の秘書達、それが円滑に動くよう私もサポートしなくちゃ‥
前のように知らん顔は出来ない、紀永と共に私にも20人の秘書は関わって来る、これは紀永を目指す私には仕方がない事だもの。
行動関係は2人に任せ、私は田野倉常務と谷村友和の接触シーンの動画チェック‥
曰く付きである田野倉常務の部屋にはホストサーバーからの監視カメラが付いてあり、不振な動きがあれば自動録画モードに設定されてある。
その中から谷村のIDが田野倉常務の部屋にある時だけをアップ、これが予想以上に多かったりする、けっこう本社に来ていたんだ。
「・・・紙媒体の受け渡し、拡大しても‥‥判別はキツいね、ピンボケしてしまう・・・」
さてどうしよう?
こういう録画を鮮明にする技術もあるけれど、会長室からではこれが限界‥
だけど殆どが紙媒体の受け渡し、これはこちら側を警戒しているとは思う。