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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第27章 初攻防?・遠藤VSオリバー??
・・・流石・・・
美紀さんとの再会も束の間、しっかりと早乙女会長に締められてしまった‥
まあ、米国が関係する谷村だけは辛うじてキープしたが。
(策士なぁ‥‥)
半ば強制的に身に付いた能力って言ったら信じて貰えるんだろうか?
子供の頃からの訓練の一環で、仲間といえどもライバル、そんな中で身に付けた反射的能力だって。
「とりあえず遠藤を呼ぶよ‥
この中から谷村の流通部分だけをピックアップしなければならないからね」
「私が呼ぶから」
会長の言葉に、美紀さんが部屋の隅にある内線を取り連絡中‥
数分絶たずにこの部屋にやって来た。
「失礼します、お呼びでしょう‥‥‥」
「・・・・・」
あーやっぱりって思う‥
遠藤は先に居た俺を見て渋い顔、これは俺の方が上手くやれってか?
男の嫉妬や焼きもちぐらい面倒なものは無いと、俺は思う訳よ。
「遠藤、このデーターから谷村がクラスター社経由で中国に回した物だけをピックアップして欲しい」
「中国‥‥‥ですか?」
「そうだ、ドバイから日本‥‥つまりクラスター社を通し中国に輸出した件のみ、輸出物は宝飾となっている‥
クラスター社は囮だよ、宝飾を中華マフィアに回す為の隠れ蓑、流石に放置しておく訳にはいかない」
「それは‥‥
当たり前の話です、早急にピックアップ致します」