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第27章 初攻防？･遠藤VSオリバー？？

「・・・・・」


遠藤も事の重大さに気付き、言葉が固くなった‥
そりゃそうだ、これが明るみに出れば幾ら早乙女とクラスター社と言えども深刻な被害は免れない、それくらいこの件はヤバいものを含んでいる。



「それと、今日からオリバーが加わる‥
基本的にオリバーは美紀の指示にしか従わない、表向きはまあ‥‥オリバーの対応次第だね」


「顔は何度か‥‥
オリバー･スミスです」


「・・・遠藤伊織です・・・」


俺が握手の為に差し出した手を遠藤が取る事は無く、ただ俺の横で名乗っただけで無言を通すのみ‥
こりゃお堅いお嬢様を落とすより難しそうだ。



「遠藤‥‥
言った筈だよ、オリバー･スミスは後々の戦力になる存在、一方的に嫌うのは許さないと‥‥」


「‥‥理解しています‥‥
ですがそれと握手をしないのは別問題だと私は考えます、私は会長秘書であり個人的なボディーガードとして来ている彼と握手するいわれはありません」


「やれやれ‥‥
今日のところは良いが、もし弊害があれば今回ばかりはお小言確定だからね伊織？」


「‥‥‥はい会長‥‥‥」


如何にも不服と言わんばかりな‥
それにしても此処まで嫌われていたとは、まさか会長の言葉に楯突くまでとは俺だって思っていなかったさ。


ついでに言えば、間の美紀さんは会長と遠藤のやり取りに不安顔‥
これは俺が折れるしか無いんだろうなぁ‥‥