この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第27章 初攻防?・遠藤VSオリバー??
「よーし!
これで明日の朝から張り付ける、今日の内に持って来てくれて助かった‥‥遠藤と呼び捨てで良いのか?」
「本社以外ではご自由に‥
私は何と呼べは良いのですかね?」
「普通にオリバーで十分さ、肩苦しいのは嫌いなんだよ‥
軍に居る訳じゃなし気楽に話をしていた方が良い、本社では多少言葉を濁しているけどなぁ‥‥」
「‥‥はぁ‥‥」
私の苦手なタイプというか、どことなく社長に似ている感じがする‥
この公私全く違うお気楽さのせいだろうか??
「ため息吐かれてもな‥‥
場所場所で性格を変える、俺に取ってはそれが当たり前‥
今までが今までなんだ、簡単に素の自分と言われても分かんないんだよ、国家の犬で国内専門の‥‥日本で何て言うんだ?
スパイとか間者?それが俺の仕事だった」
「‥‥‥それは‥‥‥」
「いや遠藤に関係無い事だよな悪い‥
そんな理由で俺自身性格って分からないんだ、でも今の俺は好きだな‥
こうして気楽に話をしている方が良い」
「‥‥それで良いのではありませんか?」
「だな、出来ればずっとこうして居たい、そうすればこれが俺の性格になってくれそう」
簡単に言うが、私が考えていた以上にオリバー・スミスというのは苦労している‥
普通自分の性格すら分からないなんて事は‥‥無い。
だと言うのに‥‥
少しはオリバー・スミスの見方が変わりそうな気がする、もう少し話はして見たいと・・・