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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第27章 初攻防?・遠藤VSオリバー??
「変わらず身に付けている物‥‥
時計とか靴‥‥鞄はどうでしょう?替える可能性が考えられます」
「靴??
日本人って、あまり靴を替えない?」
「人によりますが、仕事向きの革靴でしたら精々数足と‥
流石に谷村の趣味嗜好は分かりませんので一般論になりますね」
「靴‥‥靴の裏だったら見付かり難い‥‥‥」
どうやら本気で考え込んでしまったよう‥
だが靴の裏は難しいと、私は判断しますがオリバー・スミスは違うよう。
「基本的データーによれば、谷村は妻子持ちの一戸建て暮らし‥
日本人は靴は脱いで部屋の中に入るでOK」
「大概の家はそんな作りです」
「だったら谷村の自宅も監視して、誰も居ない時に細工させて貰うか‥
泥棒じゃないぞ、ちょっと家の入り口付近で細工させて貰うだけ」
「誰も泥棒とは言ってませんが?」
「お堅いのが居ると、泥棒として通報されるだよなーーこれが‥
米国の頃、何度逃げただろう俺?」
「お堅いとは私の事ですか?
必要悪は見逃す主義です、でなければ会長秘書などやっていられない」
「それを聞いて安心した‥
さあ決まれば連絡連絡っと‥‥‥」
端末からタブレットに切り替え、何処かと連絡‥‥多分オリバー・スミスの手駒‥
こんな時間に連絡を入れても動く、訓練されていると言っていたが、24時間体制とは流石に私でも驚きを隠せない。