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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第2章 帰国子女の新入社員
「倉原って・・・」
「まさか、倉原部長の娘さん?」
「おい結城、お前まで…」
「見付かったぞ?」
俺まで道連れになるだろうが・・・
「でも課長、倉原さんって倉原部長の?」
懲りないな結城は…
この場でそれを聞くか?
「ああ…
倉原部長の娘さんだ‥向こうは向こう、こっちはこっちと突っぱねられたが……」
「あんな美人の娘さん…
倉原部長の七不思議‥ってか、部長って家族の話はあまりしないよなぁ……」
「聞いた事が無い」
「それは同感だが、結城サッサと仕事に戻れ!」
「おー恐っ…
んじゃ俺は退散しまーす」
彼奴逃げやがったか…
残された俺はどうするんだよ!?
「高橋…」
「はい課長」
「暫く倉原君の方を頼む、先輩だろう最低限のサポートを‥良いな?」
「・・・分かりました」
ちっ、なんで俺がサポートなんだ?
他に幾らでも居るだろう、よりにもよって女性社員のサポート?
ふざけるなっ!!
とは言え上司命令、従うしか無いのが一般社員の辛いところ。
「全く・・・」
仕方無く腰を上げる…
どんな七光りか知らんが、サッサと終わらせるぞ・・・・・
(・・へー
一般は此処までなんだ…)
今、私が見てるのは一般社員用の基本OS部分…
クラスター社はIT企業だから、セキュリティーが高いのと、区分分けが厳しいのは知ってる。
だけど、普通に仕事をするんなら、これで十分だよ?
一般OSより簡素化されていて使いやすいし、プログラミングとして使うツールは全て揃ってる。
(私の方が特殊だったから……)
出だしが、あのプログラムだったし、管理サーバーやホストシステムまで……
・・紀永のサポートも私の仕事なのだから当たり前なんだけと・・
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