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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第2章 帰国子女の新入社員
「・・なんか質問はあるか?」
「・・・え?」
振り向けば、男性社員が1人…
それも、あまり良い雰囲気じゃ無さそう・・
「同じ外部担当高橋涼太、新入社員という事だから暫く指導する…
だからなにか質問は無いのか?」
「・・研修の時に、ある程度の説明は受けています…
今のところ質問はありません」
うわー
めっちゃ高見目線…
こうなるのは予測は付いていたけど、初日早々から‥とはね。
「質問の前に先輩社員に対する口の聞き方か?
どうせ親の七光りで入社したんだろ?」
「倉原は何も関係はありません、こちらに入社に当たり能力テストは米国で受けました…
それと、言葉使いは私は一般常識の範囲内だと思います」
本当に初日から…
売られた喧嘩は買うけど、この高橋って人‥相当私の事が気に入らないみたい。
本当に倉原とは別に入ったのに、倉原の方に迷惑を掛ける事は避けたい‥それが約束の1つでもあるから。
「能力テストはパスと聞いたぞ?」
「本社内で受けた訳では無かったので、そう取られたと思います…
在学中に、ニューヨーク支社で面接と能力テストは済ませました」
これは本当…
仮だけど、入社の最低条件として、面接と能力テストは受けている、相手がニューヨーク支社代表だったってだけで、後は一般と同じルートで入社した。
「帰国子女がどれだけの能力があるんだか…
今日はOS準備だけだそうだ」
言うだけ言って、サッサと行っちゃった…
これは暫くバトルかなぁ??
(少なくとも、能力は私の方が上だよ…
見せないけど……)
この後は本当に端末操作、少しでも使い勝手を良く‥かな?
完全初期化されているOSじゃ使いにくいもん、普段使ってる‥とまではいかなくても、出来るだけ近い状態で使いたい。
だから細かく設定する、私用にカスタムと言った方が良いかも知れない。
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