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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第5章 秘書課の黒崎さん
遠藤さんのお邪魔発言だけは完全否定‥
だって、そういう理由で来た訳じゃないもん。
「昼休みね、システム課約200人が一斉に昼休みだと、社食もギリギリを超えてるのかな?」
「他部署も重なるから、ギリギリなんか軽く超えてる‥
それに打ち込み真っ最中に昼休みって、ちょっと手を離したくないなって思う時も‥‥」
「・・・
確かにプログラミング真っ最中の良いところで、手を離すのは惜しい‥
なるほど、空き順で時間をズラすというのもアリか‥‥
こういうのは、中に居なければ分からない話だから、良い参考になるよ」
「そういえば、ゆ‥新島さんのサンドイッチ、社食に入れているんだね‥
食べてビックリした」
「ああ・・
新島君には、数ヶ月に一度、社食用のレシピを考えて貰っている‥
マンネリ気味もつまらないと思い、定期的にメニューの入れ替えはしている筈だ」
やっぱり、ゆーさんのレシピだったんだ‥
流石一流和食料理人。
「美味しいもんね」
「早乙女邸だけじゃ勿体ない‥
新島君の腕なら、社食では不十分とは思うが、やはり和食が一番人気が高いらしい」
「日本人だもの和食が一番‥‥」
って、紀永はそこまで和食に拘りは無かった‥
こればかりは、育った環境の違い。
「・・下で飲み物でも買って来ます・・」
「えっ?」
「ん??」
遠藤さん、やっぱり出て行っちゃった‥
凄く気を使っていたみたい‥‥
「不味かったかな?」
「遠藤なりの気配り、そう思っていた方が良い」
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