この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
冬の桜
第1章 母の死

「澤田さんのご家族の方!早く!!」
訳もわからず、手術室に…
「これ、着てください!早く!!」
バタバタして着て、志織の前に…
「志織?」
「ママ?わかる?!」
ママは、ちょっと目を開けて、私とパパを交互に見ていた。
「なに?なんて言ったの?」
「志織?!」
「飯田先生!!心拍数が!!」
ママと私の間に、何人もの先生や看護士が…
ゴクッ…
『朱里?ママね、ずっとあなたの側にいるからね。朱里…ありがとう…』
「ママッ?!」
『産まれてきてくれて、ありがとう…朱里…』
ピーーーーーーッ…
甲高く、冷たい機械音が、何を告げたのか、理解した…
訳もわからず、手術室に…
「これ、着てください!早く!!」
バタバタして着て、志織の前に…
「志織?」
「ママ?わかる?!」
ママは、ちょっと目を開けて、私とパパを交互に見ていた。
「なに?なんて言ったの?」
「志織?!」
「飯田先生!!心拍数が!!」
ママと私の間に、何人もの先生や看護士が…
ゴクッ…
『朱里?ママね、ずっとあなたの側にいるからね。朱里…ありがとう…』
「ママッ?!」
『産まれてきてくれて、ありがとう…朱里…』
ピーーーーーーッ…
甲高く、冷たい機械音が、何を告げたのか、理解した…

