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第12章 special moon２…星空の記憶

確かにバディとして、下界である人間界に降ろすのは異様だった。しかし、それでも、ユトの能力からして、何も問題はないだろうと言う見解に落ち着いたのだった。

そして人間界に降りる日。ジェーナと共に、ユトは降りていった。

クラマにも…

ましてや、ジュノにも…

誰にも知らすことはないまま、ジェーナと２人だけで降りていったユト。

「ユト？」
「何？」
「後悔はないかい？」
「ある訳ない。オレはこれからここで繋ぐんだろ？意義も、意味も、解っているから。それより、ごめんね？ジェーナ…」
「何を謝るんだい。気にしないでいい。これから、よろしく頼むよ？」

泣きそうな顔をしそうなユトの背中をぽんと叩いているジェーナ。

「…ｸﾊ…とんだアブリエータだな…」
「失礼だね。全く。」

そうして人間界での生活は…慌ただしく始まるのだった。