この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
イタズラな満月(フルムーン)
第15章 11th moon…光
「ユト?その方法がどんなものか解らないけど、私さっき言ったよ?蘇るより、大事にしたいこと出来たんだよって。」
「…オレの傍にいたって、それに、蘇れた方が良いに決まってんだろ?」
「…バカ。」
「何でオレがバカなんだよ」
「…クス…」
「アリス…ッ」
そういつも通りに名前を呼ばれたときだ。雅はそっと人差し指でユトの唇を塞いだ。
「…それ。……やめよ?」
「は?」
「だからそれ…アリスじゃなくて…雅って…名前で呼んで?」
「…ッッ」
「…だめ?」
「それは……」
「ユト?私だけ名前で呼んでズルくない?」
そう笑いかける雅を見つめていたが、ぱっと目線をはずすと赤くなりながらユトは小さく呟いた。
「まぁ、…その…いつかは…な。」
「いつかって…クスクス」
「…オレの傍にいたって、それに、蘇れた方が良いに決まってんだろ?」
「…バカ。」
「何でオレがバカなんだよ」
「…クス…」
「アリス…ッ」
そういつも通りに名前を呼ばれたときだ。雅はそっと人差し指でユトの唇を塞いだ。
「…それ。……やめよ?」
「は?」
「だからそれ…アリスじゃなくて…雅って…名前で呼んで?」
「…ッッ」
「…だめ?」
「それは……」
「ユト?私だけ名前で呼んでズルくない?」
そう笑いかける雅を見つめていたが、ぱっと目線をはずすと赤くなりながらユトは小さく呟いた。
「まぁ、…その…いつかは…な。」
「いつかって…クスクス」