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イタズラな満月(フルムーン)
第18章 special moon…右にあなたを、左に君を。
「そんなに噛みつくなよ。まぁ、どっちにしても見つけることが出来て良かったな。」
「相変わらずだけど…雅も…」
そう言い小さく笑い合った2人は多くを話すわけでもないままいた。
「そうだ。これ、渡しておくよ。」
「…これ…何?」
「クス…大事なものだよ、ユト、君にとっても、彼女にとっても…」
「…だから……!」
そう言う悠人の目の前で気づけば姿を消していたヌエバ。そのヌエバから受け取った小さなピンクの水晶が付いたネックレスを、悠人はきゅっと握りしめていた。
「…オレにも…大切って何だ…オレしらねぇよ…こんなもの…」
そう呟きながら何気なくポケットにしまうと雅のいるコンビニへと戻って行った。
「相変わらずだけど…雅も…」
そう言い小さく笑い合った2人は多くを話すわけでもないままいた。
「そうだ。これ、渡しておくよ。」
「…これ…何?」
「クス…大事なものだよ、ユト、君にとっても、彼女にとっても…」
「…だから……!」
そう言う悠人の目の前で気づけば姿を消していたヌエバ。そのヌエバから受け取った小さなピンクの水晶が付いたネックレスを、悠人はきゅっと握りしめていた。
「…オレにも…大切って何だ…オレしらねぇよ…こんなもの…」
そう呟きながら何気なくポケットにしまうと雅のいるコンビニへと戻って行った。