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イタズラな満月(フルムーン)
第18章 special moon…右にあなたを、左に君を。
「ん…?…本当だ。」
そう言いながら悠人は雅を後ろから抱きしめた。そんな時だった。雅は俯きながらそっと抱きしめる悠人の腕に触れた。
「どうした?…雅?」
「…あのね…こんな事言ったら笑われちゃうかも知れないんだけど…」
「ん?」
「…悠人、初めて会ったときに私に言ったじゃない?『オレ達どこかで会いませんでしたか?』って。」
「あぁ。…それが…どうした?」
「あの言葉ね、私…待ってた気がするの。手紙があって…」
「……ッ」
「もう一度見つけたらこういうよって…その手紙をくれた人が…どういう人かわからないけど…何だか私…悠人の事…知っている気がする…」
そう言う雅の首に昼間ヌエバから貰ったネックレスをかけた。
そう言いながら悠人は雅を後ろから抱きしめた。そんな時だった。雅は俯きながらそっと抱きしめる悠人の腕に触れた。
「どうした?…雅?」
「…あのね…こんな事言ったら笑われちゃうかも知れないんだけど…」
「ん?」
「…悠人、初めて会ったときに私に言ったじゃない?『オレ達どこかで会いませんでしたか?』って。」
「あぁ。…それが…どうした?」
「あの言葉ね、私…待ってた気がするの。手紙があって…」
「……ッ」
「もう一度見つけたらこういうよって…その手紙をくれた人が…どういう人かわからないけど…何だか私…悠人の事…知っている気がする…」
そう言う雅の首に昼間ヌエバから貰ったネックレスをかけた。