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哀しい唄
第4章 恐るべきこと

「これまでにも、桃花の受験で病院に入ったりしてただろ?」
「うん。あの時、パパは来てくれたけど、桃花ちゃん、来てくれなかった。」
「…。」
ギュッ…
「さゆ、桃花ちゃん、大好きなのに…」
「今度は、ちゃんと行くから…。ママ…」
そう言うしかなかった。
「でも、まだ当分先だから。これからは、昼間、ヘルパーさんと桃花がいるから、寂しくないし。」
「ほんと?桃花ちゃん。」
「うん…。」
苦しかった…。
ママのあの嬉しそうな顔…
¨ママ?お腹の赤ちゃんの父親、お父さんなんだよ?¨
そう言いたかった。言っても、理解はしないと思うけど…。
「うん。あの時、パパは来てくれたけど、桃花ちゃん、来てくれなかった。」
「…。」
ギュッ…
「さゆ、桃花ちゃん、大好きなのに…」
「今度は、ちゃんと行くから…。ママ…」
そう言うしかなかった。
「でも、まだ当分先だから。これからは、昼間、ヘルパーさんと桃花がいるから、寂しくないし。」
「ほんと?桃花ちゃん。」
「うん…。」
苦しかった…。
ママのあの嬉しそうな顔…
¨ママ?お腹の赤ちゃんの父親、お父さんなんだよ?¨
そう言いたかった。言っても、理解はしないと思うけど…。

