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第5章 春ー2

目が覚めると、腕の中にいた

見上げると、寝ている先輩の顔が見える

涙の跡がある


私、陸を呼んでしまった。。。


泣かせたのは、私だ。。。

涙の跡を、指でなぞる


茉莉。。。？


私の手を捕まえて、繋いでくる

優しくキスしていく


好きだよ。。。


先輩。。。


心が苦しくなる

嘘でも、好きと言えない私に、悲しげな目が切ない。。。


そろそろ、帰るか。。。？


時間を見ると21時だ。。。

叱られるな。。。

先輩を見る


帰る？


ハイ。。。


泊まっていかない？

離れたくない。。。


でも。。。親に叱られてしまうし。。。


ギュッと抱きついてくる


やっぱり、帰してあげない。。。

まだ、足りないよ。。。

俺以外の名前を呼んだ罰だよ。。。


激しくキスしてくる


んんっ。。。先輩。。。ダメ。。。


ダメ？

濡れてるのに？


指が入ってきて、中をかき混ぜる


ぁあっんんっ。。。ダメ。。。

帰らないと。。。


明日、一緒に謝ってやるよ。。。


快楽に流されてしまう

体中に舌が這ってきて、吸い付いてくる

何も考えたくなくて、快楽に溺れていく

このまま、ずっと一緒にいたい。。。

陸は求めても、手に入らない。。。

先輩に溺れていられたらいいのに。。。

先輩を見ると、私だけを見ている。。。

両手を繋いで、キスしてくる


好き。。。


たったそれだけが、嘘でも言えない。。。

寂しくて、流されていく


何度もイッて、抱き合う

朝が来ても、何度目かのセックスをする

溺れている間は、何も考えなくていい。。。


目が覚めると、腕の中にいた

時間を見ると、8時

携帯を見ると、着信がたくさんある

お父さんに、陸。。。


はあっ。。。叱られるな。。。


体を起こすと引っ張られて抱きしめてくる


おはよう？


優しくキスしてくる先輩を見る


先輩。。。帰らないと？


送って行くよ。。。？


一緒にいたら、先輩も叱られますから。。。


一緒に謝ってやるよ。。。


先輩。。。

先輩は、叱られないんですか？


まあ、無断外泊だから、少しはな？

男だから、まあ、そんなに叱られはしないよ


はあっ。。。

先輩も、家に帰ってくださいね？

お母さん、心配してますよ？