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好きになった人
第5章 春ー2
ホテルを出て、先輩と別れて歩いていく

何度も、家に行くとしつこく言われたが、連れて帰るわけには、いかない

携帯の着信には、お母さんからの電話はなかった

陸とお父さんの着信ばかりだ

何でだろ。。。


携帯が鳴り、ビクッとなる

陸からだ。。。



もしもし。。。?


茉莉、今どこにいる?

みんな心配して大変だったんだぜ?


今、駅にいる

ごめんね。。。?


俺はいいけど、コーチ、怒っているぜ?

近くにいるから、そこにいて?


電話が切れた


怒っている?

お父さんが?

お母さんじゃなくて?

さすがに、ヤバいな。。。


茉莉?


陸に呼ばれて振り向くと、陸と詩織と璃子がいた

陸が私に近づいてくる


先輩といたの?


まあ。。。


璃子を見ると、怒っている


電話くらいしてくれたら、口裏合わせたのに?


ごめん。。。

何か流れ的に、なっちゃって。。。


陸に知られたくなかった私から、涙が流れていく

詩織が近づいてきて、抱きしめてくる


え?


寂しかったんだね。。。

泣かないで。。。?

寂しくても、自分を傷つけることは、しないで。。。?

もっと、自分を大切にしてあげて?


詩織の匂いに包まれていく

詩織は、もしかしたら自分と重ねているのかもしれない

お母さんにも、抱きしめられたことがない私は、甘えてしまう。。。


ごめんなさい。。。


大丈夫よ。。。

私が助けてあげる。。。


え?


こないだ、ひどいこと言ってしまったお詫びかな。。。?


体が離れて、笑いかけてくる


この人が、わが家の元凶なのに。。。

なぜか嫌いになれない。。。


璃子が、私の腕に絡み付いてくる


私の家にいたことにしたら、いいから?

一緒に謝ってあげる。。。


う。。。璃子、ありがとう。。。


涙が流れていく


先に歩いていく、陸と詩織を見る


母さん?大丈夫かよ?


まあ、何とかなるわよ

あの人の弱点もわかってるし。。。

私の方が、直樹をよく知ってる。。。


だから、心配なんだろ?

コーチって怒ったりするわけ?

俺、怒られたことないよ?


ふふっ

さあね?


家に向かう足取りが重い。。。

詩織と帰ったら、お母さんは、どう思うだろう。。。


不安になる







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