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好きになった人
第1章 春
茉莉は、自分の父親と詩織に釘付けだった
隣の陸を見ると、泣きそうな顔をしている
心が、キュンと切なくなる
二人は仲良さげに話している
ふと、詩織と目が合った気がした
新刊コーナーから離れて、ファッション雑誌を見ている
定員さんを呼び、詩織が私達に近づいてくる
りくー?
陰に隠れる陸に、詩織が見つける
陸、見っけ?
詩織が、陸の腕をひいていく
陸は、どうしていいのかわからないのか、黙って詩織に連れて行かれていく
橘っ?
茉莉ちゃんも、来て?
詩織さんに言われるままに付いていく
陸、車まで、お願いね?
詩織が、雑誌を陸に渡す
こんなに買うのかよ?
そうよ?
皆に、配るのっ
ふふっ
仕方ないな。。。
陸は、嬉しそうに本を手にとる
茉莉ちゃんにも、あげる
はい?
おい?俺が、買ったんだからな?
父親が詩織さんに言っている
詩織さんが、歩いていき、隠れていた璃子と渚を連れてくる
璃子ちゃん、もう一冊あげる
保存用ね?
詩織さんっ
ありがとうございますっ
いつから、気づいていたんですか?
ふふっ
内緒
渚ちゃんも、どうぞ?
ありがとうございます
陸?
茉莉ちゃんに、近づきすぎだから渚ちゃん、気にしてるわよ?
はあ?
コイツには、興味ないよ。。。
そう?
その割には、近い距離にいたわよ?
はあ?
母さんがコーチと、いるからだろ?
話してただけよ?
おかげで、買ってもらったし?ラッキーだよね?
ふふっ
詩織さんが父親に笑いかけている
優しく笑いかけている父親がいた
あんな顔、家ではしないのに。。。
心がズキッとする
この二人が、夫婦だと言われても違和感がないくらい、自然に笑い合っている
陸が雑誌を車に積むと、詩織が私達に笑いかけてくる
じゃあね?
直樹、またね?
ああ。。。またな?
名残惜しげな二人。。。
陸は、どうする?
詩織が陸に聞いている
俺はいいよ
先に帰ってて?
本も、そのまま車に置いとけよ、帰ってから運ぶから?
ふふっ
ありがと
じゃあね?
ふと、目が合った
茉莉ちゃん、じゃあね?
心がズキッとした
さようなら。。。
隣の陸を見ると、泣きそうな顔をしている
心が、キュンと切なくなる
二人は仲良さげに話している
ふと、詩織と目が合った気がした
新刊コーナーから離れて、ファッション雑誌を見ている
定員さんを呼び、詩織が私達に近づいてくる
りくー?
陰に隠れる陸に、詩織が見つける
陸、見っけ?
詩織が、陸の腕をひいていく
陸は、どうしていいのかわからないのか、黙って詩織に連れて行かれていく
橘っ?
茉莉ちゃんも、来て?
詩織さんに言われるままに付いていく
陸、車まで、お願いね?
詩織が、雑誌を陸に渡す
こんなに買うのかよ?
そうよ?
皆に、配るのっ
ふふっ
仕方ないな。。。
陸は、嬉しそうに本を手にとる
茉莉ちゃんにも、あげる
はい?
おい?俺が、買ったんだからな?
父親が詩織さんに言っている
詩織さんが、歩いていき、隠れていた璃子と渚を連れてくる
璃子ちゃん、もう一冊あげる
保存用ね?
詩織さんっ
ありがとうございますっ
いつから、気づいていたんですか?
ふふっ
内緒
渚ちゃんも、どうぞ?
ありがとうございます
陸?
茉莉ちゃんに、近づきすぎだから渚ちゃん、気にしてるわよ?
はあ?
コイツには、興味ないよ。。。
そう?
その割には、近い距離にいたわよ?
はあ?
母さんがコーチと、いるからだろ?
話してただけよ?
おかげで、買ってもらったし?ラッキーだよね?
ふふっ
詩織さんが父親に笑いかけている
優しく笑いかけている父親がいた
あんな顔、家ではしないのに。。。
心がズキッとする
この二人が、夫婦だと言われても違和感がないくらい、自然に笑い合っている
陸が雑誌を車に積むと、詩織が私達に笑いかけてくる
じゃあね?
直樹、またね?
ああ。。。またな?
名残惜しげな二人。。。
陸は、どうする?
詩織が陸に聞いている
俺はいいよ
先に帰ってて?
本も、そのまま車に置いとけよ、帰ってから運ぶから?
ふふっ
ありがと
じゃあね?
ふと、目が合った
茉莉ちゃん、じゃあね?
心がズキッとした
さようなら。。。