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好きになった人
第6章 夏―2
家に帰ると、リビングにお父さんがいた
お母さんはお風呂みたいだ
黙って、箱を差し出すと、お父さんが箱を開けていく
クスリと笑いながら、アップルパイを口に運んでいく
詩織の味だ。。。
美味いよ?
私に笑いかけながら、食べている
おばあちゃんに教えてもらったって聞いたよ?
おばあちゃんにも、もらった
昔は、よく焼いてくれたからな。。。
もう、食べられないと思ってた。。。
おばあちゃん、喜ぶよ、茉莉も一緒に作ってくれたんだろ?
うん。。。
おばあちゃん、小さい頃から、よく焼いてくれたんだ
詩織が、どうしても作りたいって何度も焼いてたな。。。
味は少し違うけどって言ってた
陸がこの味が好きだからって?
そうか。。。
陸も好きなんだな。。。?
久しぶりに食べられて、嬉しいよ、詩織にありがとうって言っておいて?
わかった。。。
アップルパイひとつで、お父さんが幸せそうに笑っている
思い出の味なんだろうな。。。
隣のおばあちゃんの家に行く
おばあちゃん?
黙って、箱を差し出すと、お父さんと同じように、箱を開けていく
アップルパイを口に運んで食べていく
おばあちゃんが泣いている
茉莉、誰が作ったの?
もしかして。。。?
友達のお母さんと、一緒に作ったの
おばあちゃんに、昔、教えてもらったって?
やっぱり。。。
もう、食べられないって思ったわ
自分で作れなくなって、茉莉にも作ってあげられなかったわね。。。?
昔から、何か嬉しいことがあると、焼いてた
茉莉のお父さんが大好きで、よく食べてたね。。。
お父さんは、食べたの?
うん。。。
美味しいって?
そう。。。
私も、アップルパイ教えてもらうの
一人で作れるようになったら、また持ってくるね?
茉莉、ありがとう。。。
泣きながら、美味しそうに食べていく
やはり、思い出の味なんだろう。。。
家に帰ると、お父さんが箱を見ていた
っ。。。詩織。。。
泣いている。。。
心がギュッってなる
そんなに、詩織が好きなら、別れたりしなければいいのに。。。
詩織が誠に笑いかけていたのが浮かぶ
お母さんはお風呂みたいだ
黙って、箱を差し出すと、お父さんが箱を開けていく
クスリと笑いながら、アップルパイを口に運んでいく
詩織の味だ。。。
美味いよ?
私に笑いかけながら、食べている
おばあちゃんに教えてもらったって聞いたよ?
おばあちゃんにも、もらった
昔は、よく焼いてくれたからな。。。
もう、食べられないと思ってた。。。
おばあちゃん、喜ぶよ、茉莉も一緒に作ってくれたんだろ?
うん。。。
おばあちゃん、小さい頃から、よく焼いてくれたんだ
詩織が、どうしても作りたいって何度も焼いてたな。。。
味は少し違うけどって言ってた
陸がこの味が好きだからって?
そうか。。。
陸も好きなんだな。。。?
久しぶりに食べられて、嬉しいよ、詩織にありがとうって言っておいて?
わかった。。。
アップルパイひとつで、お父さんが幸せそうに笑っている
思い出の味なんだろうな。。。
隣のおばあちゃんの家に行く
おばあちゃん?
黙って、箱を差し出すと、お父さんと同じように、箱を開けていく
アップルパイを口に運んで食べていく
おばあちゃんが泣いている
茉莉、誰が作ったの?
もしかして。。。?
友達のお母さんと、一緒に作ったの
おばあちゃんに、昔、教えてもらったって?
やっぱり。。。
もう、食べられないって思ったわ
自分で作れなくなって、茉莉にも作ってあげられなかったわね。。。?
昔から、何か嬉しいことがあると、焼いてた
茉莉のお父さんが大好きで、よく食べてたね。。。
お父さんは、食べたの?
うん。。。
美味しいって?
そう。。。
私も、アップルパイ教えてもらうの
一人で作れるようになったら、また持ってくるね?
茉莉、ありがとう。。。
泣きながら、美味しそうに食べていく
やはり、思い出の味なんだろう。。。
家に帰ると、お父さんが箱を見ていた
っ。。。詩織。。。
泣いている。。。
心がギュッってなる
そんなに、詩織が好きなら、別れたりしなければいいのに。。。
詩織が誠に笑いかけていたのが浮かぶ