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好きになった人
第6章 夏―2
詩織side
茉莉に料理を教えて欲しいと言われた
正直、イヤだった
陸と、距離が近づいて行くのはイヤだ
蓮が、一緒にと言うので、渋々引き受けた
陸の好きなハンバーグとえびフライを作って行く
ふと、アップルパイを食べさせたくなる
高校生の頃、学園祭、運動会、行事の度に、直樹が持ってきていた
すごく美味しくて、直樹に食べて欲しくて、お母さんに教えてもらった
その後は、子供たちに合う味に変わっていった
特に陸は、大好きだ
直樹の子供だと分かり、更に実感した
やっぱり、同じものが好きなんだと。。。
茉莉に一緒に作ろうと、誘うと、作るのは初めてだと言う
お母さんは、もう作れないそうだ。。。
どうしても、食べて欲しくて茉莉に頼んでしまう
直樹とお母さんに持っていってくれる?
食べてくれただろうか。。。?
懐かしい味。。。
好きが詰まった味
蓮と陸は、美味しそうに食べていく
誠も美味しいって言っている
直樹とお母さんにも美味しいって言われるだろうか?
一口食べると、懐かしい味がする
いろいろな光景が広がる
懐かしい味を噛みしめていると、誠がおでこを小突いてくる
何で、茉莉ちゃんにアップルパイを持たせたの?
あー。。。
アップルパイを教えてくれた人が、もう作れないって聞いて。。。
多分、作ってあげたいのに作ってあげられないし、食べられないなんて、寂しいなあと思ったの。。。
行事の度にアップルパイを食べてたから、食べると、楽しい思い出を思い出すでしょう?
イヤだったよね。。。?ごめん。。。
イヤだけど、まあいいよ。。。?
茉莉ちゃんも一緒に作ったんだしな?
茉莉ちゃんが作ってあげられるようになったら、アイツのお母さんも喜ぶな。。。?
うん。。。そうだね。。。
そうだといいな。。。
今日、本当は茉莉ちゃんと料理をするのが、イヤだったの。。。
でも、一緒に作ってたら楽しくなって。。。
女の子がいたら、楽しいんだろうなあって、ちょっと羨ましい。。。
ん?
子供、欲しくなった?
髪を撫でながら、キスしてくる
違う。。。女の子が羨ましいだけ
なんだ。。。残念。。。
確かに、茉莉ちゃんがいるだけで陸の生意気さは減っているよな?
クスクス笑いながら、キスしてくる
茉莉に料理を教えて欲しいと言われた
正直、イヤだった
陸と、距離が近づいて行くのはイヤだ
蓮が、一緒にと言うので、渋々引き受けた
陸の好きなハンバーグとえびフライを作って行く
ふと、アップルパイを食べさせたくなる
高校生の頃、学園祭、運動会、行事の度に、直樹が持ってきていた
すごく美味しくて、直樹に食べて欲しくて、お母さんに教えてもらった
その後は、子供たちに合う味に変わっていった
特に陸は、大好きだ
直樹の子供だと分かり、更に実感した
やっぱり、同じものが好きなんだと。。。
茉莉に一緒に作ろうと、誘うと、作るのは初めてだと言う
お母さんは、もう作れないそうだ。。。
どうしても、食べて欲しくて茉莉に頼んでしまう
直樹とお母さんに持っていってくれる?
食べてくれただろうか。。。?
懐かしい味。。。
好きが詰まった味
蓮と陸は、美味しそうに食べていく
誠も美味しいって言っている
直樹とお母さんにも美味しいって言われるだろうか?
一口食べると、懐かしい味がする
いろいろな光景が広がる
懐かしい味を噛みしめていると、誠がおでこを小突いてくる
何で、茉莉ちゃんにアップルパイを持たせたの?
あー。。。
アップルパイを教えてくれた人が、もう作れないって聞いて。。。
多分、作ってあげたいのに作ってあげられないし、食べられないなんて、寂しいなあと思ったの。。。
行事の度にアップルパイを食べてたから、食べると、楽しい思い出を思い出すでしょう?
イヤだったよね。。。?ごめん。。。
イヤだけど、まあいいよ。。。?
茉莉ちゃんも一緒に作ったんだしな?
茉莉ちゃんが作ってあげられるようになったら、アイツのお母さんも喜ぶな。。。?
うん。。。そうだね。。。
そうだといいな。。。
今日、本当は茉莉ちゃんと料理をするのが、イヤだったの。。。
でも、一緒に作ってたら楽しくなって。。。
女の子がいたら、楽しいんだろうなあって、ちょっと羨ましい。。。
ん?
子供、欲しくなった?
髪を撫でながら、キスしてくる
違う。。。女の子が羨ましいだけ
なんだ。。。残念。。。
確かに、茉莉ちゃんがいるだけで陸の生意気さは減っているよな?
クスクス笑いながら、キスしてくる