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第6章 夏―2

何で？

こんなの、聞かせるの？


蓮を見る


まあ、仕返しかな？


仕返し。。。？


茉莉には、悪いけど。。。

俺は、茉莉の両親がキライなんだ？


笑顔で答えている


陸を好きになっても、無駄だよ？

陸は、絶対に茉莉を好きにならない


コンコンと、ドアのノックが聞こえる


食事にしましょう？


お母さんの声だ

蓮を見ると、クスクス笑いながら、答えている


そうですね？

いつも、楽しみなんですよ？

ゆりさんの食事


そう？

嬉しいわ


笑いながら、二人はリビングに下りていく

後ろからついて行き、リビングに行くとお父さんと３人で話している蓮がいた


茉莉、顔色が悪いわよ？

大丈夫？


うん。。。


蓮がクスクス笑いながら、答えている


失恋したんだよな？


そうなの？


蓮先生っ？


驚いた私が、蓮を睨む

お父さんが蓮に聞いている


陸に、ふられたのか？


違うって？


さあ？


蓮がとぼけているのに、お父さんが追求している


蓮、茉莉と陸がくっつくように協力してくれよ？


蓮がクスクス笑いながら、答えている


イヤですね


どうして？


お母さんが聞いている


じゃあ、お母さんと何で別れたか、教えてくれますか？


蓮？


小さい頃、お母さんはよく隠れて泣いてました

赤ちゃんを見ると震えたり、見慣れない赤ちゃんのエコー写真を見て謝っていたり。。。

時々、うなされるんでしょうね。。。

泣きながら、寝ていたのも見ました

今は、見かけなくなったけど、原因はあなたですか？


蓮がまっすぐ、お父さんを見ている


それって、詩織さんは、お父さんの子供を中絶したってこと？


私がお父さんを見る

お母さんが話していく


詩織さんが、自分の体調も考えないで、ダメにしたのよ

別れてから、妊娠したって騒いで、勝手なんだからっ


じゃあ、何で別れたんですか？


お父さんは、何も言わない。。。


私が直樹にメールしたの

パソコンメールから。。。

別れて？って

直樹は、確かめもしないで信じて、別れたいってメールしたのは、詩織だろって別れたのよ

本当は、別れたかったのに、きっかけを作ってあげたのよ。。。


え。。。？

お母さん、ひどい。。。