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第6章 夏―2

久しぶりに優しく抱かれて浮かれていた私。。。

バカみたい。。。

あかりの代わりにされてただけじゃないっ

あかりって、誰よ。。。？

私の方が先に好きになったのに。。。

蓮は、お父さんの子供かもしれないから、家庭教師してたんだ。。。

お父さんの子供じゃなくて、よかった、妹じゃなくて、よかったってことは、お父さんの子供じゃないんだよね。。。

陸は、次男だから間違いないだろうし。。。

もしかしたら、私？

私のお父さんは違うの？

お母さんの様子がおかしかった

叔父さん。。。

陸とホテルで見た二人。。。

まさかね。。。？

疑っているけど、今は陸の甘い声が頭から離れない。。。


あかり。。。


嫉妬で苦しくなる

明日は懇談だ。。。

陸は、順番を代わってもらったはずだから、待ち伏せしよう。。。

確かめたい。。。

急に出てきた女に取られるなんて。。。

イヤ。。。

何度も、頭の中で陸の甘い声が聞こえる


好きだよ。。。


私には、言ってくれない。。。

嘘でも、言ってくれない。。。

好きなのに。。。

嘘でも、いいから言ってよ。。。？

陸のバカ。。。

泣きながら眠りに落ちていく

夢の中の陸は、優しく抱きしめてくれる


好きだよ？


優しくキスしてくれる


っ。。。陸。。。好きなの。。。


目が覚めると、喉がカラカラだった

たくさん、泣いたせいか、ひどい顔だ

顔を冷やしに氷をとりに行くと、話し声が聞こえる


...


ねぇ？

詩織なんて、無視して陸くんに伝えたら？

あまり、時間もないじゃない。。。？


お前は黙ってろよ？

茉莉の父親も未だに教えないんだからな？

詩織と、陸に勝手に何かするなよ？

メールの話も、聞いてなかったよな？


昔の話でしょう？

自分だって、確かめなかったくせに？

陸くんが、手に入らないと、社長交代だって出来ないわよ？


わかってる

誰のせいだと思ってるんだ？


っ。。。私が男の子を産めないせいだと？


さあな？


俺は、陸を何とかするから、お前は、茉莉にちゃんと話せよ？

陸を手に入れても、茉莉に話してないと、終わりだろ？


わかってるわ。。。

ちゃんと話すわ


今月中だぞ？


あなたもね？


...


どういうこと？

わからない。。。