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第6章 夏―2

陸と別れて家に帰る

なんとなく、後味が悪い。。。

リビングに入ると、お母さんに座るように言われた

めずらしい。。。

怖い顔のお母さんを見ると、突然泣き出して謝りはじめる


何？どうしたの？


今から話すことを、ちゃんと聞いてほしい。。。


だから、何？


茉莉は、お父さんの子供じゃないの。。。

ごめんなさい。。。っ。。。


やっぱり。。。

あまり、驚かないよ。。。？

そんな気はしていたから

でも、お父さんはお父さんだから、気にならなかったし。。。


え？

何とも、思わないの？


驚いたお母さんが滑稽に見えた


だから、なんとなく、わかっていたから？

どうせ、お父さんも気にしてないんでしょ？

二人とも、好き勝手に浮気したりしてるじゃないっ

今更、話すってことは何かあるんでしょう？

何？


リビングのドアが開いて、お父さんがケラケラ笑いながら入ってくる


さすが、ゆりの娘だな？

もっと、傷つくかと思った。。。

泣かないんだ？


頭をポンポンしてくる


私の本当のお父さんは、こないだラブホテルで見た人？


お母さんを見ると顔が青くなっている


へぇ？

ラブホテルにいたんだ？


お父さんが、私を見ている


茉莉は誰といた？


目が怖い。。。


陸よ？

ダメだった？


頭をポンポンしてくる


てことは、陸とは、そういう関係なんだ？

なるほどね。。。


お母さんの隣に座り、私を見ている


陸は、俺の子供なんだって言ったらどうする？


え。。。


ええっ？


お父さんを見ると笑いかけてくる


陸は、詩織と俺の子供だよ？


どういうこと？

だって。。。


頭が混乱する


陸は、知ってるの？


知らない。。。

言うつもりは、ない

茉莉も、言うなよ？


っ。。。何で？陸には言わないの？


詩織が希望してるから。。。

詩織が望む限り、守りたい。。。


お父さん。。。

全く、意図が読めない。。。

どうして、急にこんな話するの？


そうだな？

ここからが本題だ

茉莉は陸と結婚して？


ええっ？

はあ？

意味がわからないっ


頭が混乱する。。。


何で？