パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第6章 夏―2

っ。。。わかったわよ

でも、この日は直樹とだけの記念日じゃないわよ？


どういう意味？


さあ？

じゃあ、明日ね？


カランカラン

扉が開いて、誠と陸が入ってくる


げ？

何で？


陸が直樹に近づいてくる


げ？って何だよ？


コーチが携帯、持ってきたのかよ？


詩織が忘れてたからだろ？

なあ？


取り上げたの間違いでしょっ？

もうっ。。。


直樹が会計して出ていく


誠がカウンターでマスターと話ながらコーヒーを飲んでいるのが見える

あの顔は、絶対に怒っている。。。

陸が近づいて、話かけてくる


代わるよ？

母さん、帰れば？


イヤよ。。。

だって、誠の機嫌が悪そう。。。


コーチがいたからだろ？


私のせいじゃないっ。。。


なあ？前から聞きたかったんだけど、コーチのどこが好きだったわけ？

女にルーズなのに、よく付き合ってたよな？


知りたい？


まあ？


顔


は？


声


まじかよ？


顔と声が好きだったのよ

中身はキライ。。。

正確には、顔と声に弱いのよ。。。

あとは、サイテーよ

ふふっ

陸も同じでしょう？


はあ？


サッカーしてるヤツなんて、イケメンか、ウザイヤツしかいないでしょ？

ふふっ


何だよ、それ？


笑い合う私達に、マスターが声をかけてくる


詩織ちゃん、今日はもう上がっていいよ？


帰る支度して出てくると、陸はいない

先に帰ったようだ

誠が、車のドアを開けている


どうぞ？


顔が怖い。。。

真っ暗な駐車場で車の明かりしか見えない

車に乗ると、シートごと倒されてドアが閉まる

激しく求めるキスに、クラクラしてくる

体が離れて、起こされていく

髪を撫でながら見る


ドキドキした？


っ。。。うん


続きを期待しているのに、私の髪を撫でるだけだ


帰ろう。。。？


うん。。。


我慢しような？

クスクス笑いながら運転していく

体が熱い。。。

直樹の指が擦っていたのを思いだしてしまう

余計に、中は熱くなる。。。

何もしてないのに、すでに濡れているのがわかる

運転している誠を見ると、手が頭をポンポンしてくる


我慢しような？