パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第7章 夏―2.5

母さんは、父さんにしか、手に追えないぜ？

しかも、甘やかされてるしな？

諦めたら？


陸が直樹を見ている


残念。。。

諦めるも、何もないんだよ

陸にも、いつかわかるよ。。。


え。。。？


話題を変えようと、あかりに話しかけていく


お昼、どうする？


お弁当を作ってきたので、陸と食べようかなあって。。。？


すごいっ

あかりちゃんが作ったの？


ハイ。。。

陸が食べてくれると嬉しいんですけど。。。？


そうなんだ？

じゃあ、二人で食べなよ？


母さんはどうするんだよ？


うーん。。。コンビニに行ってくる

まだ、三時間くらい間が空くし。。。

涼みがてら、行ってくるわ？

じゃあね？


二人を残して、歩いて行く

振り向いたら、二人は笑いながらお弁当を開いていくのが見える


っ。。。詩織？


ふいに、腕を捕まれて見ると直樹が捕まえている


あ。。。直樹はご飯、どうする？


詩織のお弁当を食べる


え？


陸の分、余ったろ？


何で？


だって、詩織から食べ物の匂いがしたから？


もうっ。。。何でわかるのよ。。。？


朝から作ってきたんだろ？

あかりちゃんに、譲って、かわいいじゃん？


おいしくないかもよ？


おいしくなかったら、詩織を食べるから大丈夫


もうっ。。。ふふっ

直樹は、変わらないね。。。


私の手から荷物を取り上げて、歩いて行く


どこで、食べるの？


車

暑いから、エアコンかけて食べよう？

二人きりだしな？


え？

待ってよ。。。？


早足に、歩いて行くのを追いかけていく

車のエンジンをかけて、後ろのドアを開けてくれる


どうぞ？


外で食べようよ？


約束も、忘れたくせに？


っ。。。


手を捕まえて引っ張っていく

ふわっと抱きしめられると、ドキドキする


さっきの本当？


っ。。。何？


顔と声だけ、好きだったわけ？


ハイ。。。


じゃあ、耳元で囁かれると弱いのは、声が好きだからだ？


っ。。。イヤ。。。


クスクス笑いながら話しかけてくる


先に食べよう？


っ。。。直樹のバカ。。。


優しく抱きしめて囁いてくる


本当だよ。。。

詩織だから好きだよ。。。