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第7章 夏―2.5

ふふっ

あなただってぇ？

直樹、似合わないっ


詩織、帰る前にさよならのハグしていい？


ふふっ

ダメー


完全に酔っている私達を引き離していく


はあっ。。。

一時間で、こんなに飲んだのかよ？

詩織、帰るよ？


ハーイ

直樹、じゃあね、バイバイ？


バイバイして店を出て車に乗せられていくのを、腕を払う

助手席には乗らずに、後ろに乗る


おい？


イヤっ

あの女が乗ってた場所は、私の場所なのに。。。？

誠のバカっ


誠が後ろに乗りこんでくる


詩織、ごめん。。。

待ったよな。。。？


ギュッと抱きしめられていくと安心して、眠くなる


スー。。。


誠の腕の中で眠ると、安心する


はあっ。。。何で、酔ってるんだよ。。。？


優しく髪を撫でながら、横にされていく


少し、寝てろ。。。


車が動き出して行く


酔っている頭はふわふわする


まこちゃん。。。？


ん？



逢いたかった。。。


寂しかったよ？



クスクス笑いながら話しかけてくる


まだ、酔ってるな？


スー。。。


眠りに落ちていく

車が停まると、抱き抱えられていく

ベッドに乗せられて、髪を撫でてくる


酔っぱらいの詩織ちゃん？

何で、二人で、飲んでたの？


待ちくたびれて。。。？

やんっ。。。エッチなことしてた方が良かった？


おい？


ふふっ

だから、飲んでたのよ。。。？


いい子にしてた？


うーん。。。？

少し、悪い子だったかな？


だろうな？


誠も、悪い子だったね。。。？


はああ？


甘い匂いがする。。。

嫌いな匂いがする。。。


酔っぱらいにわかるの？


わからない。。。

ふふっ


涙が溢れてくる。。。


ごめん、何でもないんだよ？

信じて。。。？


甘いキスしてくる


まこちゃんの唇、口紅の味がする。。。


おい？

嘘つくな。。。？

俺は詩織としか、キスしたり、エッチなこともしないよ？


でも、グロス、ついてる。。。

私のじゃない、キラキラ。。。


指で、唇の端のグロスをすくう

誠の口に指を差し込んでいく。。。


ほら、違う味だよね。。。？


っ。。。だから、違うって？

誤解だよ？


ここは、二階ですよー？

ふふっ