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好きになった人
第7章 夏―2.5
車に戻ると、誠を見る


話は?


窓を開けて、たばこを吸いはじめていく

たばこを吸う横顔を見ると、口を開いていく


今日は、やめとこう。。。


え?どうして?


何となくな。。。?


左手が伸びてきて、髪を撫でられていく


だって、俺達、今日も明日も明後日もずっと、夫婦でいられるだろ?

嫌な話は、いつでもできるよ。。。

今日はせっかくデートしてるんだから、楽しく過ごそう?


髪を撫でながら、手が下に下りていく

私の手を絡めながら、ギュッと握る

横顔を見ていると、たばこの煙が中に入ってくる

いつまで経っても、子供の私。。。

直樹が言うように、私は成長していない

誠が優しいから、甘えている

繋いだ手を握り返すと、私を見る


どうした?


どうもしてないよ?


可愛くないよ?

クスクス笑いながら、たばこを吸い続けていた

今日も明日も明後日も、奥さんでいられるだろうか?

ずっと、夫婦でいられる?

当たり前のように、奥さんでいる私。。。

悪い私は、ずっと奥さんでいられるのかな。。。?


買い物して、家に帰って食事してお風呂に入って、寝る

ダブルベッドを見ると、何度も逃げたくなったことを思い出す

どんなに、けんかしても、嫌な時も隣で寝る

世の中の夫婦も、みんな一緒だろうか?

まだ、何も話はしていない

何も解決していないし、何も知らない。。。

ベッドに入るのを躊躇うと、ドアが開いて、誠が入ってくる


寝ないの?


立ち尽くす私を見る

何でもなかったように、ベッドに入って誠に背を向けて目を閉じる

後ろから、抱きしめられて引き寄せられていく


落ちるよ。。。?


首筋に息がかかると、ゾクリとする

固まったままの私の髪を撫でてくる

何もしないで、そのまま抱きしめられている


おやすみ。。。


キスもしない。。。

さわらない。。。

抱きしめられて眠る

そんな日が水曜日まで続いた

明日は、木曜日。。。

約束した日がくる

どうやって、直樹に断ろうか悩み、答えが出ないまま明日がきてしまう

水曜日、やはり抱きしめられて眠る私の首筋に吸いついてくる


っ。。。


明日、予定開けておいて?


っ。。。


俺も詩織に合わせて休み取ったから。。。?


え?







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