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好きになった人
第8章 夏―2.9
病院に着くと、入り口に蓮がいた


遅いぞ?


わりぃ、兄貴、ごめん?

父さんは?


先に来てる

茉莉ちゃんも、一緒なんだ?


おはようございます?


陸が、電話に出るために席を外していくと、蓮が話しかけてくる


お父さん、家に帰った?


え。。。?


やっぱりな、帰ってないのか。。。

まさか、病人は襲わないよな?


っ。。。わかりません。。。


はあっ。。。まじかよ?


陸が、電話が終わり、走ってくる


行こうぜ?


病室の前にくると、蓮と、陸が私を見る


やっぱり、女子が開けた方が良いよな?


そうそう


ノックした方が良くない?


ドアに耳を3人で近づける

声が聞こえるけれど、内容は、わからない


茉莉、行けよ?


陸がドアを開いて、私を押してくる


ちょっとっ?


おはようございます?


誠が、詩織を押さえつけて、キスしようとしていたのが、慌てて離れていく

後ろから入ってきた陸と蓮からは見えないだろう


ノックくらいしろよ?


誠が怒りながら、近づいてくる


いいだろ?家族なんだから?


陸が答えて、詩織に近づいて行く

詩織の首筋に、赤い痣が見える

キスマーク。。。

どっちだ?

つけたのは、誠。。。?

違う。。。お父さんだ。。。

誠も、詩織が陸に手を伸ばしていく時に髪をかきあげた瞬間に見えたみたいで、顔が固まっていた

詩織が、陸を見る目は、寂しくて切ない顔している

詩織は、まだ、顔が赤い

熱がまだあるように見える

熱がある詩織を、お父さんは抱いたのだろうか?

詩織に学校に行くように急かされて、二人で、病室を出た


母さん、まだ熱かったな。。。


陸。。。?大丈夫?


ああ。。。大丈夫だ

父さんがいるし、心配ない

一晩中、熱が下がらないなんて、何の病気だよ。。。


陸って、マザコンなんだ。。。?


わりぃかよ?


いいんじゃない?

お母さんを大事にしてるってことじゃない?


それに、熱が下がらないのは、お父さんのせいかもしれないしね。。。

心でつぶやいていく






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