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奈落
第1章 不満



ピピッ、ピピッ、ピピッ

翌朝、いつものアラームで起こされる。
たっくんはまだ横で眠っていた。
起こさないようにアラームを止め、
だるさが残る身体を引きずるようにベッドを出る。

「さむ…」

ヒーターをつけ、コーヒーを飲むためのお湯を沸かす。



たっくんのお弁当を作っていると、
たっくんも眠い目を擦りながら起きてきた。



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