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第1章 不満

「はーい、毎日朝ごはんとお弁当のおかずが同じだと
なんかちょっと飽きちゃうよね」

ヘラヘラと笑いながらそう話すスーツ姿のたっくん。
かっこよさなんて、これっぽっちも感じられなかった。



「行ってきまーす」

家を出るたっくんにお弁当を渡す。

「行ってらっしゃい、あ、そうだ
私も今月の27日忘年会誘われたから行ってくる」

へーい、と背を向けて出ていったたっくん。
私の事に対する興味なんて、薄いのだろう。