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第3章 溺愛

「こんな日に、帰したくないですよ」

そう言うと、早川は私のほっぺを優しく摘んだ。

「大丈夫です！
ジャケットとスカートは汚れてないし、
シャツと下着はうちで洗濯して乾燥もしとくんでっ」

そう言うと早川はどこかへ行って、
大きなロンTを持って戻ってきた。

「これ、俺がパジャマにしちゃってる服なんで、
着てください
下着は、えーっと、さすがに女性ものは
うちにはないんですけど…」

まだ少しだけ酔いが残っているのか、
早川はいつもの調子だ。