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奈落
第3章 溺愛


ベッドに入って、電気を消す。
早川が先にベッドに入っていてくれたおかげで、
布団の中はとても暖かい。

さっきまであんな事をしていたのに、
いざ一緒にベッドに入ると少し恥ずかしい。
もぞもぞ落ち着かない私を
早川はぐっと引き寄せた。

「すっぴんも可愛い」

「ばか、暗いからそう見えるだけ」

「視力はいい方なんで」

「ばか…」

なんて幸せなんだ!!!!!!
今度は声に出さないように、心でそう叫ぶ。


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