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愛憎
第19章 キス

パタパタパタパタ…
教室には向かう廊下を、走らないように、早足で歩いている萌。
教室には仲間たちと
ギャハハハハ!!
そう笑う誠の姿があった。
教室のドアを開けて、
「まこちゃん!」
と呼ぶ。
誠は久々に萌に話し掛けて貰ったのが嬉しかったのか
「おーう!どうした?萌?」
優しく聞いて来た。
萌は誠を見てポロポロ泣き出す。
「な!」
そう言って、萌の腕を掴み、廊下に出た。
教室では
ヒューと言う声が聞こえてくる。
「ははは、戻ったら、あいつらに冷やかされそ…」
そう言いながら、階段の下まで萌を連れて来た。
「どうした?泣いて?」
萌の涙を拭う誠。
「…まこちゃんのノート、貸してくんないかな?
あと…全然勉強分かんないから、勉強教えて?」
痴漢をされたとか、こだわりは全て拭いさろうと思った。
「おお!良いぞ!
…待ってたんだからな。」
誠は萌の頭を優しく撫でた。
「あと、まこちゃん…。」
「ん?」
「二週間前から私の事、痴漢から守ってくれた?」
「え?あ?なに、それ、なんで知ってんの?!」
毎日背中合わせに電車に乗っている人。
身長が萌よりはるかに高くて、髪の毛が栗色で…。
そんな情報しか分からなかったけど…。
誠に近づくと、同じ香りがした。
「ん〜なんとなく?」
萌は誤魔化す。
「なんだよそれ〜」
萌を小突く誠の腕を掴む萌。
そのまま、萌は誠の耳元でポソポソっと話した。
(あのね、背中合わせで並んで立っていた時、すごく私ドキドキして、居心地が良かったんだよ)
赤くなった誠。
そのまま二人は見つめ合って、自然に顔を寄せ、キスをした…。
教室には向かう廊下を、走らないように、早足で歩いている萌。
教室には仲間たちと
ギャハハハハ!!
そう笑う誠の姿があった。
教室のドアを開けて、
「まこちゃん!」
と呼ぶ。
誠は久々に萌に話し掛けて貰ったのが嬉しかったのか
「おーう!どうした?萌?」
優しく聞いて来た。
萌は誠を見てポロポロ泣き出す。
「な!」
そう言って、萌の腕を掴み、廊下に出た。
教室では
ヒューと言う声が聞こえてくる。
「ははは、戻ったら、あいつらに冷やかされそ…」
そう言いながら、階段の下まで萌を連れて来た。
「どうした?泣いて?」
萌の涙を拭う誠。
「…まこちゃんのノート、貸してくんないかな?
あと…全然勉強分かんないから、勉強教えて?」
痴漢をされたとか、こだわりは全て拭いさろうと思った。
「おお!良いぞ!
…待ってたんだからな。」
誠は萌の頭を優しく撫でた。
「あと、まこちゃん…。」
「ん?」
「二週間前から私の事、痴漢から守ってくれた?」
「え?あ?なに、それ、なんで知ってんの?!」
毎日背中合わせに電車に乗っている人。
身長が萌よりはるかに高くて、髪の毛が栗色で…。
そんな情報しか分からなかったけど…。
誠に近づくと、同じ香りがした。
「ん〜なんとなく?」
萌は誤魔化す。
「なんだよそれ〜」
萌を小突く誠の腕を掴む萌。
そのまま、萌は誠の耳元でポソポソっと話した。
(あのね、背中合わせで並んで立っていた時、すごく私ドキドキして、居心地が良かったんだよ)
赤くなった誠。
そのまま二人は見つめ合って、自然に顔を寄せ、キスをした…。

