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愛憎
第5章 その夜
(はぁぁー明日も楽しい日になれたら良いなぁ…)

萌は部屋の明かりを消す。

その前に、「朝の痴漢」と言う関門をクリアしなければならないが。

ーーこれで、誰かに言ったらこうなるって、分かったよね…?

お仕置きされた日の事を思い出す。

萌は、昼間昨日今日と、与えられた快感を何か手持ち無沙汰になると思い出していた。

その度に溢れる蜜。

トイレに行く度に拭うと、とんでもない蜜に愕然としていた。

(絶対、「うん」なんて言わない。
あんなヤツとキスなんかしない。)

キスするなら大好きになった人と…と決めていた。

ーーキミがうんって言わない限り、オチンチン入れないから安心してね。

けど…。
この蜜。
この快楽。

もっと欲しいと思ってしまう萌の体。

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