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愛憎
第6章 目隠し
深い深い口付けから、ようやく痴漢は顔を外す

「ふふっ、パンティの中が楽しみだよ…」

耳元で痴漢は囁いた。

萌は恥ずかしくなり、俯く。

自分でも自覚する程に、ふとももまで蜜が垂れてる現状。

(私、電車の中以上の事、これからやられちゃうんだ…)

逃げ出したいが、期待する気持ち。

期待する自分に嫌悪しながら、痴漢に染まって行く自分を感じた。

エレベーターが止まる。

「さぁ、こっちだ…。」

萌をビックリさせないように、ゆっくりとエスコートする痴漢。

少し歩いて、立ち止まる。

ガチャリ…とドアが開く音が聞こえた。

(もう!腹をくくれ!!)

痴漢のエスコートで、ドアの中へ入って行った。


ドアを閉めると、いらっしゃいませ。と、コンピョーターが挨拶する。

どうやら前払い制らしい。

痴漢がお金を入れてる音が聞こえる。

「昼間なら何時間でもいて良い部屋だから、夕方まで、萌ちゃんを可愛がられるよ…」


「ゆ、夕方っ?!」

萌は意識が遠のきそうになった。

痴漢は萌の靴を脱がせると

「さぁ、まずは一緒にお風呂に入ろうか。」
と言う。

「お、お風呂なんて恥ずかしいです!
それに、私目隠ししてるし!!」

「大丈夫だよ。僕が全部やってあげるから…」

そう言いながら、お風呂のお湯を入れ始めた。
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